今日の産経新聞の主張の「挙手・採決 職員会議の悪慣行一掃を」は妙な内容だった。
学校の職員会議で挙手や採決を行わないよう求めた東京都教育委員会(都教委)の通知について、東京地裁は適法で合憲だとの判断を示した。当然の判決である。
挙手や採決の禁止という一見、厳しい通知を都教委が出したのは教職員が「民主的な学校運営」などを掲げて、職員会議で重要事項を決め、教育現場を牛耳るというあしき状況がみられたからだ。職員会議は本来、意思決定機関ではなく、補助機関にすぎない
「教職員」が学校運営に関わることに意思表示をすることが許せないらしい。
こんな文章の尻馬に乗って日教組批判をする人たちがいて驚くのだが、よく考えて欲しい。
「日教組 組織率」で検索すればわかる。
たとえば、Wikipediaによると、日教組の組織率は30%を切っている。
つまり、職員会議で毎回多数決をとれば、日教組の主張は必ず7対3で退けられるのだ。
むしろ、多数決ほど、日教組が嫌いな人たちには都合がいいはずだ。
なぜ、そうしないのだろう。
もう一つ考えて欲しいことがある。
東京都教育委員会(都教委)が、日の丸・君が代に批判的な人たちが主流派になり、日の丸・君が代を式典に持ち込んではならない、という通達を出した場合、職員会議でそれを覆すことができなくなる、ということだ。
なにしろ、教職員の意思は無視すべきものであり、東京都教育委員会(都教委)からのお達しに従わなくてはならなくなるのだ。
職員会議での多数決が学校の意思になるのであれば、7対3で式典に持ち込むことができるのだが、そういうことはしてはならないことになってしまっている。
変な「主張」だなあ、と思って他紙のサイトを見に行ったのだが、朝日・毎日・読売は社説では取り上げていない。
念のために東京新聞も見に行ったが社説で取り上げるようなことはしない。
どうして産経新聞だけがこんなことで騒いでいるのだろう。
石原都知事の提灯持ちとしての使命を果たすためにはこういうことが必要なのだろう。


by snowdrop
東京電力のCMを流せばいい